塗料メーカーの「APETIE(アペティー)」とは?その魅力や取り扱う塗料について
この記事の監修者
仲間 幸所有資格外壁アドバイザー
外壁塗装会社で営業を15年経験。その後、独立して外壁塗装専門の 一括見積りサイトを立ち上げる。
塗料には、住まいを守るという重要な役割があると同時に、彩りを与えて住む人の気持ちを明るくする役割もあります。どちらかを妥協すれば、末永く住むために必要な機能が欠けてしまうため、使用する塗料は慎重に選ぶことが重要です。
ここでは、数ある塗料メーカーの中でも妥協を許さず塗料の本質を追究し続ける「APETIE(アペティー)」について、その魅力や取り扱っている塗料を解説します。
目次
APETIE(アペティー)とは
APETIE(アペティー)は、末永く住む住宅に使用する塗料の開発を追求し続けている塗料メーカーです。意匠性と高耐候性を併せ持つワンランク上の塗料を開発しており、さらに自社内の試験に加えてJIS(日本産業規格)規定の試験も実施しています。
IS A 6909耐候形1種の2倍に相当する照射時間が経過しても、色褪せ・膨れ・剥がれがほとんど発生しない品質の塗料だけを商品化する徹底ぶりです。
APETIE(アペティー)の塗料の種類とその特徴
APETIEは、APEXシリーズとFunctionalシリーズを展開しています。FunctionalシリーズはROYAL SHIELD(ロイヤルシールド)のみで、高耐候性を持つラジカル制御技術により、美しい光沢感を長く保つ塗料です。
雨水をはじめとした水滴が塗膜の表面になじみやすいため、チリやホコリなどを洗い流しやすくなります。
一方APEXシリーズには5つの塗料があり、それぞれ特徴が異なるため、それぞれ詳しくチェックしていきましょう。
LUXE(ラグゼ)
LUXE(ラグゼ)は長期的な美観維持をコンセプトとした優れた耐候性を持つハイグレード塗料です。自然石(マイカ:雲母)を配合しているため、自然光を浴びたときに艶のあるエレガントな高級感を演出します。また、密着性と隠蔽性に優れた下塗材を採用しているため、少ない塗装回数で仕上げることができます。このように多機能でありながら塗膜自体が薄いため、下地や建物への負担軽減が可能です。
AERIA(アエリア)
ナチュラルでありながら美しいデザインに仕上がる自然石(マイカ:雲母)配合の塗料です。艶と光沢によってエレガントな仕上がりになることに加え、密着性と隠蔽性に優れた下塗材を採用しており、塗装回数・乾燥時間の軽減・短縮を実現しました。塗料の厚みを抑えることで、下地の質感を活かしていることも特徴です。
ATOMOS(アトモス)
ATOMOS(アトモス)は意匠性と高耐候性に加えて機能性をあわせ持つ塗料です。トップグレードの品質であり、壁面を美しく仕上げます。環境に優しいホタテの貝殻を配合しており、サスティナブルでありながら機能性とデザイン性に優れています。また、ホタテの貝殻は多孔質であるため調湿機能を持ちます。さらに、二酸化炭素の吸収、ホルムアルデヒドなどの有害物質の吸着、抗菌・防カビ性を持つなど、健康にも配慮した塗料です。
熱伝導率が低い無機質骨材を成分とし、塗膜の厚みを工夫することで内部への熱伝導の軽減にも成功しました。さらに、シリコントップコートによる撥水性にも優れており、その効果は長期間に及びます。
LAPIS(ラピス)
LAPIS(ラピス)は自然石調セラミックを使用することで上質な質感を実現する塗料です。自然石と高温で焼成した無機質骨材によって、多彩な発色と立体感を実現しました。また、熱伝導率が低く、塗料そのものの厚みも工夫していることで内壁への熱伝導を軽減しています。また、セラミック塗料であるため優れた防水性と通気性を持ち、壁内結露の低減による建物の寿命を延ばす効果も期待できます。さらに、厚い塗膜にみられる微細なクラックの防止により、ファンデーション効果を得られることも特徴です。
Helios(ヘリオス)
Helios(ヘリオス)は有色陶磁器骨材を使用することで優れた意匠性と耐光性を実現した塗料です。セラミック塗料のため優れた通気性を発揮していることに加え、透湿性と防水性をかね揃えたトップコートを組み合わせることで、下地の水分を自然に放散させて、結露を軽減することに成功しています。その結果、塗膜の膨れ・はがれなどを防ぐ効果が期待できます。
まとめ
APETIE(アペティー)は、常に最高品質の塗料の開発を追求しており、商品化する際は自社基準に加えて公的な基準でも検査するなど、品質に徹底したこだわりを持っています。
APEXシリーズをはじめとしたセラミック塗料は優れた通気性や防水性を持ち、大切な住宅を雨・風・直射日光などから守ります。
塗装は住宅の最も外側にあるからこそ、APETIEが提供しているような優れた塗料を使用することが大切です。