外壁塗装工事で上手に値引き交渉する方法は?
この記事の監修者
仲間 幸所有資格外壁アドバイザー
外壁塗装会社で営業を15年経験。その後、独立して外壁塗装専門の 一括見積りサイトを立ち上げる。
外壁塗装工事で上手に値引き交渉する方法は?
値引きの限界は1割程度と考えましょう!
外壁塗装で費用を値引くことができないのは、職人の人件費や塗料の費用ですし、足場の代金も外部依頼やレンタルしていますから削れません。
外壁塗装会社は、管理部門の人件費もありますから、実際にどの部分を値切れるのでしょうか?
まずは、諸経費という部分でしょうか。
外壁塗装の場合は図面の作成費用・現場の調査費用・交通費・電話代なのです。
諸経費は施工費用の10パーセントをざっくりと費用計上しています。
若干、多い目に見積もられているので、値引き交渉をするならば諸経費部分しかありません。
無理な値引き交渉はマイナス
目標は10パーセントです。
10パーセントを超過する値引き交渉を成功しても、喜んでいいのでしょうか?
もともと、値引きができる費用は諸経費の10パーセント以上はありません。
これ以上となると塗料のグレードがさがったり、工数を削減されたりすることになります。
そうなると耐用年数に関係してきます。
例えば塗料のグレードです。
・ウレタン塗料……耐用年数は6年から8年
・シリコン塗料……耐用年数12年
ウレタン塗料は安いですし、見た目の仕上がりは変わりません。
しかし元々は10年程度ある耐用年数が短くなってきます。
工数が削減しても塗装の品質に関係してきます。
通常は3回塗りになり、塗料を塗り終わると決まった乾燥時間を守らなければなりません。
値切られてしまったために工数を減らす必要があるので、乾燥が不十分で次の塗装に入ります。
こう見てみると、過度な値引き交渉で得をすることはありません。
どこかにしわ寄せがでてくるのです。
値引き交渉に関しては、5パーセントか8パーセントで納得するようにしておきましょう。
過度な値引きをしてくる業者は大丈夫?
過度な値引きをしてくる業者は怪しいので、他の業者をあたりましょう。
見積もり金額の4割引とか、大幅に値引くのはあり得ません。
最初の見積もり金額を高く見積もっているだけです。