アスベスト含有塗材とは?
この記事の監修者
仲間 幸所有資格外壁アドバイザー
外壁塗装会社で営業を15年経験。その後、独立して外壁塗装専門の 一括見積りサイトを立ち上げる。
アスベスト含有塗材とはどんなものでしょうか?
アスベストというと建築材として過去に大量に使用されていたものとして知られています。
しかしアスベストは体内に蓄積して主に肺の病気を引き起こす可能性が高いことから使用されなくなったものです。
以前は建築材として使用されていることが多かったのですが、塗材にもアスベストが含まれているものをアスベスト含有塗材といいます。
現在ではほとんど使われていませんが、外壁を塗装で仕上げるときに吹き付け工事で仕上げるタイプのものにはアスベストが含まれていたと考えられます。
仕上げ材として使われていた時期もあったということですがその際には飛散性が少ないものがほとんどだったと言われています。
現在塗料として製造販売されているものには一切アスベストは使われておらず、その点においては安全性が高いといえます。
特に大手メーカー製なら問題なく使用できる塗料ばかりです。
もしも古い家屋を取り壊すときにアスベスト含有塗材を使用している可能性があるなど不安があるときは専門の業者に相談することがおすすめです。
アスベスト含有塗材を高圧洗浄する際に気を付けること
古い建物にはアスベスト含有塗材を塗っている外壁のままなことがあります。
そういった外壁を安全な状態にするには外壁塗装をすることが何よりの方法ですが高圧洗浄をするときには十分な注意をしないとアスベストが飛散する可能性が出てくるといえます。
高圧洗浄は人を貫通するほどの威力があるものなのでアスベストのようなものも簡単に吹き飛ばしてしまいます。
その結果健康被害を招く恐れが生じるので扱いにはとても注意が必要です。
もしもアスベスト含有塗材を改修するときは周辺環境に対しても作業者に対しても十分な配慮を行い、特に作業者の健康管理にもしっかりと配慮しなければなりません。
国の方針に従って作業をすることにもなりますのでそういった手順や法令順守ができるような業者に依頼することも考えておきましょう。