外壁塗装工事は税金控除対象になる?
この記事の監修者
仲間 幸所有資格外壁アドバイザー
外壁塗装会社で営業を15年経験。その後、独立して外壁塗装専門の 一括見積りサイトを立ち上げる。
外壁塗装工事は税金控除対象になる?
住宅ローン控除は住宅の購入時だけ適用されると思いがちですが、外壁塗装工事でも受けることができます。
住宅ローン控除の正式名は「住宅借入金等特別控除」です。
住宅ローンを組んで自宅を購入したり建築したりした場合に所得税から減税される制度のことで減税される金額は住宅ローン残高の1パーセントになっています。
制度を受けるためにはいろいろな条件があるのですが、今回は外壁塗装工事に焦点を絞ってご紹介しましょう。
住宅ローン控除に該当する外壁塗装工事とは?
「建築基準法第2条第14号に規定する大規模の修繕」に該当することが条件となっています。
ここでポイントになるのは「大規模の修繕」とは何かです。
建築物の中で主要構造部の一種以上について実施する過半の修繕と規定されていますが、とてもわかりにくいです。
まず、建築物の主要構造部について説明しましょう。
具体的には外壁・柱・床・はり・屋根・階段などを言います。
ここでテーマにしている外壁も建築物の主要構造部に当てはまります。
つまり、外壁の半分以上に対して塗り替えをする工事をすれば住宅ローン控除を受けることができる外壁塗装工事になるのです。
住宅ローン控除を受けるために必要な書類とは?
「増改築等工事証明書」を提出しなければなりません。
確定申告をする場合に「増改築等工事証明書」を添付しないと、せっかく外壁塗装工事をしても住宅ローン控除を受けることができないので注意しましょう。業者が発行できないと困りますから、事前に証明書を発行できるかどうかを確認しましょう。
この証明用紙は一般的には外壁塗装業者が準備することになっていますが、もしも用意できないならば国土交通省のWebサイトからもダウンロードできるようになっています。
それ以外にも工事の費用総額が100万円以上になるなど、いろいろな条件がありますので、工事をする前の見積もり段階で外壁塗装業者に住宅ローン控除の対象になるかをチェックするようにしましょう。