鉄筋コンクリートの特徴やメリット・デメリットについて
この記事の監修者
仲間 幸所有資格外壁アドバイザー
外壁塗装会社で営業を15年経験。その後、独立して外壁塗装専門の 一括見積りサイトを立ち上げる。
鉄筋コンクリートは住宅や高層ビルなど様々な建造物に使用されている素材で、高性能で見た目もおしゃれなことから大変人気があります。
ここでは鉄筋コンクリートの特徴やメリット・デメリットについてご紹介します。
鉄筋コンクリートの特徴について
鉄筋コンクリートは鉄筋とコンクリートを組み合わせており、鉄筋の持つ引っ張る力に抵抗する性質とコンクリートの持つ厚くて重い性質が合わさることで非常に高い耐久性があります。
法定耐用年数は約47年で資産価値が長持ちするとされていますが、手入れを怠ると耐久性も低下してしまうため10~15年に一度はメンテナンスが必要です。
劣化した箇所を見逃さないためにも定期的にメンテナンスをしておくと良いでしょう。
メリット・デメリットについて
鉄筋コンクリートのメリットは木造や鉄骨に比べて耐久性が高く、引っ張る力に強い鉄筋と圧縮に強いコンクリートの性質を持ち合わせているため高い耐震性もあります。
重く厚みがあるため防音効果があり、1,000℃の高温の中でも燃えにくく変形しないため耐火性にも優れています。
耐震性は高いものの地震によりひび割れることがあり、放置しておくと雨水が侵入したりコンクリートが剥がれたりするため強度が低下する可能性があります。
見た目には変化がなくてもコンクリートの内部の鉄筋が錆びてしまうと、モルタルが浮いたり爆裂したり最悪の場合は鉄筋がむき出しになってしまいます。
またコンクリートは水分を吸収しやすいため日当たりが悪いとコケやカビが生えやすく、油分や汚れなどが内部に溜まるとシミとなり見た目の美しさを損ねることになります。
このように鉄筋コンクリートはどこか1ヶ所が劣化すると次々に劣化を誘発してしまう傾向があるため、劣化を防ぐためには相性の良い塗料を選ぶことが重要です。
撥水剤や透湿性塗料、光触媒塗料、弾性塗料など様々な選択肢がありますので、外壁の状態に合わせて最適な塗料を選ぶようにしましょう。